千葉県は日本でもベスト3に挙がる養鶏の盛んな地域。
宮本養鶏は、海からわずか5kmの豊かな森に位置しています。夏涼しく冬暖かい
おだやかな気候に恵まれ、風通しも良いここ館山で、鶏たちにとって快適な環境を整え、
鮮度と品質にこだわった卵を毎日生産しています。
農林水産大臣賞を過去3回(平成12年、21年、30年)受賞した
おいしい卵をぜひ一度ご賞味ください。
世界でも普及している、オーソドックスな白卵。この卵を産む「白色レグホン」はイタリア原産で、養鶏の長い歴史の中で、アメリカで品種改良されました。低価格でおいしい、コストパフォーマンスの高い卵と言われています。さっぱりした味わいで、あらゆる料理に使いやすい卵です。
赤卵は、養鶏用に品種改良された「ボリズブラウン」と国産鶏「もみじ」という鶏から産まれます。実は、白卵と赤卵は鶏の種類が違うだけ。白卵は白い鶏から、赤卵は赤(茶色)い鶏から産まれるのです。ただし、卵は餌によって味が左右されます。宮本養鶏では、餌に海藻や木酢、ヨモギ粉末、パプリカなどをブレンドし、コクや甘味の強い赤卵を生産しています。
神秘的な青い色の殻が特徴的で、その珍しさから人気のある卵です。1羽あたりの産卵数が少ないため、卵1個の栄養価が高い品種といわれています。この卵を産む鶏は南米・チリ生まれの、品種改良されていない原種。世界で唯一青い卵を産むため、「幸せを呼ぶ鳥」ともいわれています。
日本3大地鶏の名古屋コーチン。濃厚な卵黄が特徴の卵です
宮本養鶏イチオシの卵。1羽の産卵数が少ないため、コクや旨味が凝縮されています。黄身が濃厚で、味も濃く、卵かけごはんなど生食に特におすすめです。見た目はピンク色の殻が可愛らしく、サイズも小ぶりで上品。明治時代に名古屋の地鶏と交配によって誕生した品種で、日本の三大地鶏にも数えられる高級ブランド鶏です。
「価格の優等生」と呼ばれる鶏卵は業界内での様々な努力の賜物です。その努力の一つに鶏の品種改良があり、現在の一般的な鶏は多鶏種の掛け合わせや突然変異によって産卵率が高く、抗病性の強い鶏が生み出され生産コストを下げる一役を担っています。
しかし、名古屋コーチン種はそうではありません。
純系であるが故に極端な品種改良が行われなかった為に、産卵率は一般的な改良種に比べ半分程度しかないのです。生産コストで他種に大きく差をつけられ、一時は存続まで危惧された名古屋コーチン卵がなぜ僅かではありながら市場から消えないのでしょうか?
それは、多くの品種改良種が失ってしまった濃厚な味わいを今もなお持ち続けているからです。
純系名古屋コーチンの卵黄は濃厚な味わいはもちろん、食感にも特徴があります。卵黄を構成する脂肪球が小さいため舌触りが滑らかで粘性が強く、濃厚な味を引き立てています。
たまごかけご飯、つくねやすき焼きの付けダレ、もずく酢に合わせたりなど生で食べるのが一番の贅沢でしょう。
また、この食感を堪能するために敢えて加熱調理をするもの一つの手だと言います。卵黄は64℃から粘性が強くなり、70℃に達すると凝固が始まるという性質を持っています。
この特性を生かし、シンプルに温泉卵や半熟卵にすることで名古屋コーチンの「濃厚」をより一層際立たせ、食する人に驚きを与えることが出来るでしょう。
お客様に「本物」を安心と共に提供するために㈳名古屋コーチン協会に加盟し、名古屋コーチン卵の生産・販売を行っています。雛は愛知県から指定を受けた信頼のおける業者から仕入れ、導入の際は都度、鶏種の証明書を取得しています。
また、鶏卵の一般管理としても各種定期的に検査を行っています。(卵黄色・卵白高・サルモネラ検査・抗生物質・抗菌剤検査・放射能検査)
1930年の創業以来、小規模な養鶏家ながら一貫して鶏卵の生産・販売を行ってきました。名古屋コーチンに関しては2002年に初めて導入し、今日に至るまでの間に国内でも有数の名古屋コーチン卵の生産農場に成長致しました。
これからも「安心・安全」を心がけ、お客様に信頼され続けるよう拘りを持って「おいしい卵」を作り続けます。